保育の特色【幼児の保育】 | 御影のどか保育園

子どもの主体性を大切にします。主体的な「あそび」を通して、子どもは学び、成長すると考えます。

まず、情緒の安定をはかり、いろいろなことをしたい、触れたい、見たい、聞きたいなどの意欲を引き出せるよう工夫します。この力が、学校においての学習意欲につながっていくように取り組んでいます。

異年齢保育　3・4・5歳児が一つのクラスで過ごしています。保育園では、一度幼児クラスになると、クラス替えはありません。同じクラス、同じお部屋で過ごします。子どもにとって、年長が卒園し、年少が入ってくるだけで大きな入れ替わりがないということは安心して生活できる環境となります。

そして、同じお部屋で過ごすということは、お部屋のルールなどが伝承され、大きい子が教えてくれたり、大人にとっても子どもとの信頼関係が深まり、一人ひとりの子どものことをより深く理解できて一人ひとりにあった対応ができます。

お部屋では、自分たちを助けてくれる大きい子にあこがれをもち、あこがれや頼りにされることが自信につながり、その自信が様々な活動への意欲的な取り組みにつながり、自分が大きくなったとき小さい子を助けてあげようという気持ちもうまれます。

主体的なあそびが豊かに行っていけるように、空間を構成しています。台所と世話の空間、構造（積み木など）の空間、机での遊び（ゲーム、パズル、描画など）の空間、フリースペースがあります。

子どもたちがしたいことがかなう道具、量を用意していきたいと思っています。また、ないものは自分たちで工夫して作るなど、能動的に活動できる場を大切にします。

大人がねらいをもってすすめていく遊び

鼓動、リズム、大小、高低などのねらいをもって集団であそびます。音楽が好きになること、音楽的能力を育てるほか、順序やルールを守ることの楽しさを知り、語彙を増やします。社会性、判断力なども育ちます。わらべうたを通して、日本民族の風習や風土、思いが遊びを通して伝わります。

自分の生きている世界を知ることで安心して豊かに生活することができます。知識をつけるものではなく、いろいろなことやものに興味をもつことが、学習意欲につながります。身体、動物、植物など、テーマを決めて行っています。

たくさんのお話や詩に接することで言葉を豊かにし、表現力、人の話を聞く力、創造力を養います。

美しいものをたくさん見て、感じ、表現できるように、様々な技法を経験し、それらを自由に表現できるようにします。

数を数えるだけでなく、物事を整理し、問題を解決する力を育てます。

歩く、走る、這う、跳ぶ、投げるなどを軸に運動欲求を満たします。

毎日体操：体の様々な部位を意識した体操をし、集団遊びをします。毎日することで、よい衛生習慣が身につき、心と体を健康にします。

日本に昔から伝わる伝統行事は、季節の風習や昔の人たちの知恵、日本の文化を知ることができます。自分が住んでいる国を知るということにもつながり、大切に伝えていきたいと思います。

行事は、普段の生活で行っていることの延長線で行えるものを計画しています。乳児と同様、毎日の子どもの生活を大切にするということを基本とし、無理なく一人ひとりがいきいきと楽しめるようにしています。

食事に必要な基本的な習慣や態度を身に付けます。楽しい雰囲気の中、いろいろな食材や料理に触れ、感謝の気持ちをもって食事を味わいます。

畑で栽培した野菜等を使ってクッキングをしたり、行事食から文化を感じとったりしています。